もうすぐ新年度!おしゃれな名刺入れで気分一新

ビジネスシーンでは必要不可欠な名刺入れ。どんな名刺入れを使うかどうかで第一印象が左右するほど、相手は意外と名刺入れを見ているものです。おしゃれで高品質な名刺入れを選べば、相手に良い印象を与えることもあり、ビジネスツールにもなり得ます。

様々なブランドの商品があって迷ってしまう場合は、日本の伝統技術で作られた趣のある名刺入れを選ぶのはいかが?他とは被らない美しいデザインは、そこから話題が生まれるような魅力がありますよ。

本記事では、おしゃれな名刺入れを選ぶポイントと、実用性があって相手にも好印象を与えるような素敵な名刺入れをご紹介します。

おしゃれな名刺入れを選ぼう|選び方のポイントを紹介

入社した際に購入した名刺入れを長く愛用している場合もありますが、傷が目立っていたり汚れていたりすると、相手にだらしない印象を与えてしまうことも。新年度を迎えるタイミングでは、心機一転して名刺入れを買い替える人が増えているようです。

初めて名刺入れを使う人はシンプルで無難なデザインを。既に持っているものから買い替える方は、名刺交換の際に会話の糸口になるような鮮やかなカラーを選んでみるのも一つ。あなたにぴったりの名刺入れを選ぶためのポイントをご紹介していきます。

①機能性で選ぶ

名刺入れは、名刺を綺麗に収納し、取り出し、持ち運ぶという役割があるので、この使用感と利便性があるものを選びましょう。 名刺交換がそこまで頻繁ではない場合は20枚程が収納できる薄型タイプを、多くの人に名刺を渡す機会がある場合は50枚以上収納できる容量が大きいタイプを選ぶのがベスト。ただ、持ち運ぶ際にスーツ等のポケットに入れるなら、薄形タイプを選ぶとシルエットに響かずスマートな印象を演出できます。

通しマチがあれば多くの名刺を収納できますが、取り出す際に引っかかることもあるので、取り出しやすさを重視する方は、笹マチやマチが無いものを選ぶと使いやすいことも。

また、自分と相手の名刺を分けて入れられるよう、収納ポケットが2つ以上あるものを選べば名刺交換の際にもたつかず、スムーズなやり取りができます。

②色で選ぶ

名刺入れの色やデザインは、第一印象に関わるため、自分に合ったイメージのものを選びましょう。

日本製の名刺入れは、日本人に似合う色合いを採用していたり、誰にでも馴染みやすいデザインであったりすることが多いので、品質の高い国産ブランドを選ぶのもおすすめです。 新入社員や若手の場合は無難な暗い色を選ぶことがベターとされていますが、勤続年数が長くなってきた中堅世代はあえて明るいカラーを取り入れると、親近感が湧いたり、会話の話題が生まれたりすることも。

名刺入れは常時外に出しているものではないので、カラーを取り入れやすく、さりげなく個性や人柄を演出するのにもぴったりです。シーンに合わせて品のある色合いを選びましょう。

③素材で選ぶ

ビジネスシーンで使われる名刺入れはシンプルなデザインが多いため、素材によって印象が変わりやすくなります。

使われている素材には、革や金属、プラスチック、布など多種多様なので迷われる方も多いですよね。

革製は初めての名刺入れに購入する人が多く、高品質の本革なら手入れ次第で長く使えますが、水や汚れに弱かったり値段が高かったりという面も。その点、アルミ等の金属製は水や汚れに強く、値段の割に高級感もあり、名刺が折れてしまう心配はありませんが、傷があると目立ってしまい指紋も付きやすいデメリットがあります。

プラスチック製は、低価格でどこの店でも買えるので便利ですが、劣化が早く安い印象を与えてしまうことも。木綿等の布製はデザインがあるものが多いので、新入社員向けではありませんが、触り心地の良い生地感が生かされ、品の良い色合いは他と被りにくく、じわじわと人気が高まっています。

④形状で選ぶ

名刺入れはマチの種類によって形状や使い心地が変わってきます。

「通しマチ」「笹マチ」「箱マチ」の大きく3つに分けられています。使い方に合わせて選びましょう。

「通しマチ」は底にマチが付いているタイプで、収納力が高く伸縮性があるので、50枚以上の名刺を収納できるものもあります。数多くの名刺を収納したい場合には便利ですが、あまり入れすぎると不格好になるため注意が必要です。

「笹マチ」又はマチなしは底が無く、開けると上部が広がる形となり、お財布などにもよく使われます。収納量は通しマチに劣りますが、形状が崩れにくく常に薄さを保てるので、ジャケットなどに入れても違和感なく持ち運べるのも魅力です。

「箱マチ」は箱が形作られており、型崩れしにくく多くの名刺を収納することができます。形が決まっている分スペースを取ることや、形状によっては取り出しにくいことがあるので使い心地を確認しましょう。

他と一味違うおしゃれな名刺入れ|名刺入れ合わせ ニライカナイ

今回ご紹介するのは、みんさー工芸館の「名刺入れ合わせ ニライカナイ」です。

1971年に創立されたみんさー工芸館あざみ屋は、現代の名工・新絹枝が、竹富から生まれたミンサーを八重山の宝として共有し、もっと広めていきたいという一心でスタートさせたブランド。伝統を引き継ぎつつ現代のニーズを取り入れた製品は、どこか懐かしさのある鮮やかなデザインと確かな機能性があり、忙しい現代人に束の間の癒しを与えてくれます。肌触りの良い木綿素材を使い収納ポケットは2つ、マチが無くスマートに持ち運べる仕様に。

そのおしゃれなデザインや機能性に注目しながら、こだわりのポイントを見ていきましょう。

「名刺入れ合わせ ニライカナイ」おすすめポイント|他人と被らない色

他の名刺入れとの圧倒的な違いの一つは、その鮮やかな色合い。

ブルー系のニライカナイは「海」を意味しており、水平線を眺めているかのような美しいグラデーションと、見るに飽きないおしゃれなミンサー織のデザインが魅力的です。素敵な色合いが様々なシーンで活躍しそうですが、派手すぎないカラーでどこか懐かしさを感じる温かみがあるので、ビジネスの場面でも浮かずに彩りを与えてくれます。

ミンサー織は古くから守られてきた伝統技術でありながら、現代でも使いやすい豊かな色彩を取り入れているのは、「伝統を引き継ぎながらも、革新を目指していく」という織元の創案による工夫の賜物。名刺交換の際には思わず話題になり、朗らかな雰囲気になるかもしれません。

「名刺入れ合わせ ニライカナイ」おすすめポイント|手織りの素材と感触

国の伝統的工芸品に指定されている八重山ミンサー織は、生産地が石垣島市と竹富町とされ、地域性を重視した国産品です。熟練の手技で織られた製品は、厳密な検査に合格し品質が保証されているもの。全てが手括りの手織りによる絣織物であり、意匠設計から製織まで多くの作業工程を経て一つ一つが大切に作られています。

木綿素材を使用し、組織は平織りで作られた織物は、しっかりとした生地感と厚みがあり長持ちしやすいですが、触ったときの感触は優しく手織り独特の温かみがあるので、ずっと触っていたくなるような素朴な風合いを感じます。長く使い込むほどに木綿特有の柔らかさや味わいが出てきて、肌になじみやすくもなり、変わりゆく風合いが楽しめるのも魅力です。

「名刺入れ合わせ ニライカナイ」おすすめポイント|ニライカナイに込められた想い

ニライカナイに採用されているミンサー織の五つと四つの絣柄には、「いつ(五)の世(四)までも末永く幸せに」という想いが込められていることが大きな特徴。元々は藍一色の帯で、女性が愛する男性に贈っていたものでしたが、ここ数年まで竹富島に存在していたこの帯が、今の八重山ミンサー織の原型とされています。

帯の両脇には細かいムカデの足に似たような模様がありますが、当時の通い婚を反映し、「足繫くおいでください」という意味が込められていたと伝えられています。 このように独自の伝統織や精神文化が継承されている八重山地域では、織物は単なる体を保護するという役割だけでなく、「魂を守る役目を果たすもの」として捉えられてきました。古くより育まれてきた伝統技術と精神性は、これからの未来へと受け継いでいくべき文化遺産として、大切に「守り・育てる」気概を持ってものづくりをしています。

こだわりと想いの詰まった唯一無二の名刺入れは、持っているだけで日本の歴史と伝統文化に想いを馳せてしまうような魅力がありますね。

みんさー工芸館さん「名刺入れ合わせ ニライカナイ」、詳細はこちら

もうすぐ新年度!おしゃれな名刺入れで気分一新|まとめ

新年度に向け心機一転、仕事で毎日使うものだからこそ、使うのが楽しみになるようなこだわりの名刺入れを選びたいものですよね。

ミンサー織は、時代の推移によって絶滅寸前だったこともありましたが、1970年頃から現代の生活でも使いやすいよう工夫が施されたことにより、人気が高まり普及してきました。普段の暮らしに手織りの温もりと伝統を取り入れることも「豊かさ」の一つであり、時代に合った伝統的工芸品を使うことは、センスある選択として需要が高まってきています。

確かな品質であるニライカナイは、自分用にはもちろん、大切な方へのプレゼントやお土産にもぴったりです。男女問わず使いやすいカラーで、名刺入れだけでなくカード入れなど使い方はいろいろ。 生活の彩りを与えるアクセントとして、伝統的工芸品を選んでみるのはいかがでしょうか。

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